はじめに|保育士=保育園だけじゃない
保育士の仕事というと、
保育園を思い浮かべる人が多いかもしれません。
しかし実際には、
保育士資格を活かして働ける場所は、
こども福祉・障害福祉・医療・行政など、
幅広い分野に広がっています。
この記事では、
保育士が関わることのできる現場を一覧で整理します。
① 保育を中心とした現場
保育所(保育園)
0歳から就学前の子どもが生活する場。
日常の生活や遊びを通して成長を支えます。
企業内保育・企業主導型保育
企業で働く保護者の子どもを預かる保育。
規模や運営方針は事業所ごとに異なります。
病院内保育・託児所
病院職員の子どもを預かる保育。
少人数で落ち着いた環境の職場もあります。
病児・病後児保育
体調不良や回復期の子どもを預かる保育。
医療機関と連携しながら行われます。
② こども福祉の現場
乳児院
家庭での養育が難しい乳幼児が生活する施設。
日常生活を通した養育が行われます。
児童養護施設
さまざまな背景を持つ子どもが生活する施設。
生活を通して支援が行われます。
放課後等デイサービス
就学している子どもが、
放課後や休日に利用する福祉サービス。
子どもへの支援と保護者支援の両面があります。
児童心理治療施設
心理的なケアを必要とする子どもが生活する施設。
専門職と連携した支援が行われます。
児童自立支援施設
行動上・生活上の課題を抱える子どもが生活する施設。
生活指導や自立に向けた支援が中心となります。
※保育士が専門職の一員として配置されることがあります。
③ 障害福祉の現場
障害児施設
発達や生活に支援が必要な子どもが利用する施設。
一人ひとりに合わせた支援が行われます。
障害者施設
主に成人を対象とした施設ですが、
生活支援の場で保育士が配置されることもあります。
④ 行政・相談支援に関わる現場
児童相談所・一時保護所
児童相談所は、子どもや家庭の相談・支援を行う行政機関です。
その機能の一つとして一時保護所があり、
一時的に子どもが生活する場では、
保育士が配置されることがあります。
まとめ|自分に合う働き方を考える
保育士の仕事は、
保育園だけに限られたものではありません。
関わる子どもの年齢、
支援の深さ、
働き方や環境によって、
選択肢は大きく広がります。
まずは全体像を知り、
その中から自分に合う現場を考えることが、
大切な一歩になります。


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